「子どもが作った作品、どう整理したらいいですか?」
これは、整理収納サポートでも本当によくいただく質問です。
夏休みは、お子さんの作品や学校から持ち帰るものが増える時期でもあります。 今日は、私自身の経験も交えながら、「思い出のモノの選び方」についてお話ししたいと思います。
わが家にも、子どもたちが保育園や幼稚園、小学校で作った作品がたくさんありました。
子どもの人数分のケースを用意し、「この中に入れよう」と決めて押し入れに収納していましたが、それでも年々増えていきます。
幼少期から小学校卒業まで、およそ 13 年分の作品。 「いつか見返そう」と思いながらも、実際にはなかなか見る機会はありません。
だからといって捨てることもできず、「選ぶ」という作業をつい先送りにしていました。 そんな時に気づいたことがあります。
思い出のモノを選ぶためには、「残す目的」と「選ぶ基準」を持つことが大切だということです。
モノには、それぞれ役割や目的があります。
思い出の作品の目的は、作品を見返しながら子どもの成長を喜び、幸せな気持ちになること。
そして、もうひとつ考えてほしいことがあります。
「誰のために残すのか?」 ということです。
「子どもの作品だから、子どもに選んでもらおう」と考える方も多いでしょう。
でも、子どもに聞くと、ほとんどの場合は「全部残して」という答えが返ってきます。
ここで少し、自分自身に置き換えて考えてみてください。
子どもの頃に作った作品を、大人になって見返すこともほとんどなく実際には、 実家に置いたままになっている方も多いのではないでしょうか。
だから私は、「子どものため」ではなく、「私のため」に残すことにしました。 私が見てほっとする作品。 思わず笑顔になる作品。
とくに思わずクスっと笑える日記や心が温まる作文や手紙を多く残し、 画用紙に書いた絵はほとんど残していません。
残す 基準は家族で思い出話ができる作品。 そんな作品だけを残しています。
そして、保管する箱の大きさも決めて箱に入る分だけ残しています。
容量が決まると、「何を一番大切にしたいか」が自然と見えてきます。
思い出は、たくさん残すことが目的ではありません。
大切な思い出を、いつでも笑顔で振り返られることが、本当の目的だと私は思っています。
この夏、ご家庭にある作品を一つひとつ見返しながら、「私は何を残したいのかな?」と考えてみませんか。
株式会社 暮らしかたらぼ
代表 根原 典枝

1972年生まれ 沖縄県うるま市出身。
20代でフィニッシングスクール西大学院に入学。茶事の文化に興味を持ち、本場イギリスに紅茶の旅へ。現地のホストファミリーと過ごす中で、暮らしの質の高さに感銘を受ける。帰国後ブライダル業界に就職し、自分の身の回りや思考が片付けられてないことで失敗を経験する。営業はできたが仕事の効率が悪く、休日に休めない生活を送る。その後、片付けの習慣のないまま結婚、出産。イギリスの丁寧な暮らしを知っているのに、できない自分に落ち込むと同時に、そんなママをサポートするサービスがあったらいいのになと考え始める。第3子授乳中にテレビ番組『ガイアの夜明け』を観る。赤字だった会社が3S(整理・整頓・清掃)を通して黒字化していく様子を目の当たりにする。影響を受け、自身の家で3Sを実践する。
毎日の暮らし方を研究する 暮らしかたらぼ



