市の子育て支援や育児支援を利用してみたいけどよくわからない。集団健康診断などで説明を受け、その存在は知っていても、利用するには手続きとか大変そうで躊躇しますよね。今回は、そんな市の子育て支援の1つで、一時預かりの支援を行っている沖縄県那覇市のファミリーサポートセンターで気になる点をとことん質問してきました。
知っている人ほど得をする!?上手に活用したい市の子育て支援
那覇市の子育て支援制度の主なものとしては以下のものがあります。
- 病児・病後児保育(乳幼児健康支援一時預かり事業)
- 地域子育て支援センター
- つどいの広場事業
- 育児支援家庭訪問事業
- ファミリーサポートセンター
詳しい内容は下記のページからご覧いただけます。
https://www.city.naha.okinawa.jp/child/kosodateouen/kosodatesien.html
今回お伝えするファミリーサポートセンターは、育児の援助をお手伝いできる「協力会員」と育児を手助けして欲しい「依頼会員」を結び付ける会員組織です。依頼する側・される側どちらもセンターへの登録が必要で、協力会員になるには、センターが指定した講習会を受講する必要があります。
こんなことがお願いできる!サービス内容
那覇市のファミリーサポートセンターでは、生後3か月~小学6年生までの育児のサポートをお願いすることができます。例えば
- 習い事や学童の送り迎えをしてほしい
- PTAや授業参観の間だけ子どもを見ていてほしい
- 歯医者での治療中に待合で子どもと待っていてほしい
など、自宅や近所で見てもらうことができて、可能な限り利用者の要望を柔軟に考慮してくれるという点が魅力です。特に、近くに育児を頼める人がいない環境で子育てをされている方は、こういったサービスを利用すると子育ての負担を減らすことができます。
実際のサービスの流れ
- ファミリーサポートセンターで会員登録をする
- 頼みたい育児援助の内容を伝える(2~3日前までに予約)
例)・〇月〇日に習い事の送迎をお願いしたい
・家で3歳と7歳の子供を見ていてほしいなど - ファミリーサポートセンターのアドバイザーから協力会員に援助(具体的な育児援助)の打診
- 協力会員による育児援助
- 協力会員の援助活動に報酬の支払い
※那覇市のファミリーサポートセンターの場合
料金システム
1時間あたり1人の基本料金は以下の通りです。緊急の対応や送迎時にかかった移動費や食事代などは料金がかかる場合があります。
- 月曜~土曜の7時から19時 600円
- 月曜~土曜の上記以外の時間 700円
- 日曜、祝祭日の7時~21時 700円
※那覇市のファミリーサポートセンターの場合
いざという時に備えて、まずは会員登録!
会員登録は実際にセンターに出向いて行う必要があります。いざという時に困らないように前もって登録をしておくことをおすすめします。会員登録は無料です。写真のような入会申込書に記入後、センターの方から利用についての説明を聞いて手続きが完了です。
気になる5点をとことん質問してみた
※那覇市のファミリーサポートセンターの場合
Q1 協力会員はどんな方が多いですか?
[A] 30~70代の年齢層で、中心メンバーは40~60代の方が多いです。活動は有償の助け合い活動で、地域で子育てするお母さんを手伝ってあげたい!という想いをもっている方たちです。
Q2 同じ協力会員にサポートをお願いできるのですか?
[A] 依頼内容とサポーターの希望をお伝えください。協力会員さんのご都合を確認し、コーディネートします。毎回希望が通るわけではありません。
Q3 子どもが急に熱を出したときも頼めますか?
[A] 要相談となります。まずは病院を受診していただき、お子さんの体調(症状)を確認させていただいてからの判断となります。※感染症の場合はお預かりできません。
Q4 食事や寝かしつけ、宿題などもお願いできますか?
[A] 基本的に家事はしません。食事を作ることはできませんが、用意してもらったものを食べさせることはできます。また、宿題を見ることもできません。「宿題やったかな?」などの声掛けはします。
Q5 兄弟がいる場合の料金は?
[A] 2人目からは半額となります。
例)5歳、3歳、1歳の3人兄弟を平日の午前中に預ける場合
600円+300円+300円=1200円/1時間
(ただしその限りでない)
サービスを利用することで、ちょっと困ったとき、気軽に相談できる第2第3のお母さんのような存在の方と巡り合うきっかけになりますね。子育て中は1人でいろいろと悩んでしまいがちですが、少しでも子育ての負担が軽くなるよう、こういったサービスを上手に活用しましょう。詳しくは各市町村のファミリーサポートセンター窓口まで。