仕事が終わり家に帰れば掃除に洗濯、ご飯の準備に買い物、子供の習い事の送り迎えなど働く主婦は本当に時間がないものです。今回は、そんな忙しい主婦の方向けに、隙間時間にできる時短掃除のコツ「ついで掃除」についてまとめました。さらについで掃除にぴったりの、便利なセスキ炭酸ソーダの使い方についてもお伝えします。
ついで掃除とは?
ついで掃除とは、言葉の通り、何かをしたついでに掃除をしてしまうという掃除方法です。
例えば
- トイレに行ったついでに便座・便器の周りを拭く
- お風呂に入ったついでに壁や床を磨く
- 食器を洗ったついでにシンクも磨く
- 食べこぼしを拾ったついでにフローリングシートで床を一拭き
- 洗濯物を干したついでにベランダを掃き掃除
- 歯を磨いたついでに洗面所のメラミンスポンジでシンクを磨く
- 化粧をしたついでに化粧台の鏡を拭く
など、ついでにやってしまうことで掃除の時間をあえて作らずとも部屋をきれいに保つことができますよ!
ついで掃除を習慣にするために
ついで掃除を習慣とするためには、事前に準備も必要です。わざわざ道具を取り出してから掃除となると面倒になり、後回しになってしまいがちです。おすすめは、各場所に適した簡単な掃除道具を配置させておくこと。
- べランダにはほうきとちり取り
- カーペットや布団がある部屋や畳の部屋には粘着カーペットクリーナー(通称コロコロ)
- トイレにはトイレブラシと拭き掃除用タオル
- 洗面所やドレッサーなど鏡があるところにはマイクロファイバークロス
- 洗面台とお風呂場にはメラミンスポンジ
※素材によってはキズがついたりする場合もあります。事前に確認してからご使用ください
これだけあればOK!な掃除グッズ
基本的に「ついで掃除」に特別な掃除グッズは必要ありません。必要なものは、
- フロア用のぞうきん 3枚ほど
- 鏡用のマイクロファイバークロス 4枚ほど
- メラミンスポンジ
- ほうき ちりとり
- 粘着カーペットクリーナー(コロコロ)
- いらない歯ブラシ(細かい場所のお掃除用)
ぐらいで十分です。
掃除道具をそろえることよりも、大切なことはちょこちょこと隙間時間を見つけて掃除をすることです。掃除をしていない期間が長くなれば、それだけ汚れは落ちにくくなりますし、湿気などでカビが生える原因にもなり、掃除の時間もかかる上に、強めの洗剤など、細目に掃除していれば出番のなかった掃除道具が必要となってしまいます。「掃除はついでにやりなさい」の著者である、カリスマ清掃員の新津春子さんも著書の中で、極論「掃除はタオル1本でピカピカになる!」とおっしゃっています。
あると便利!セスキソーダスプレーの作り方
先述したように、ついで掃除に特別な掃除道具は必要ありません。ただ、キッチンの油汚れは水拭きだけでは難しいですよね。そこでおすすめしたいのが、1本あると便利なセスキソーダスプレーです。様々なメディアで取り上げられていてご存知の方が多いと思いますが、セスキ炭酸ソーダとは、重曹と炭酸塩の中間の物質で、油汚れに強いという特徴があります。
キッチン周りはもちろん、手垢の原因になるドアノブ周りなどの拭き掃除にも使えて、においが気になるカーペットや布団、ごみ箱などにスプレーすれば、消臭効果も期待できるという優れものです。
◎セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方
- セスキ炭酸ソーダ 小さじ山盛り1杯
- 水 500cc
- スプレー容器
作り方というほどのものでもありませんが、スプレー容器に水とセスキ炭酸ソーダを入れて、しっかりと溶かせば完成です。
※手荒れなどを引き起こす場合もありますので使用の際にはご注意ください
- お料理後、コンロから鍋をどかしたら、ついでにスプレーをしてさっと拭き掃除。
- レンジで何か温めたら、ついでにスプレーをして拭き掃除。
- 生ごみを捨てたついでにごみ箱にスプレーをしてさっと一拭き。
- 冷蔵庫を閉めたついでに、取っ手部分にスプレーをして一拭き。
生ごみの臭い対策としても優秀で、油汚れに強いという特徴を持つセスキ炭酸ソーダは、特にキッチン周りでは大活躍。様々な場所で使えるので、ついで掃除にぴったりのアイテムです。
ついで掃除の習慣で、きれいな部屋をキープ
子供がいると、きれいな状態をキープするのってなかなか難しいですよね。
仕事をされている方だったらなおさらです。ついで掃除を習慣にすれば、時間をかけずにきれいな状態をキープすることができます。
毎日、家事に育児に仕事に頑張る働くママの負担を少しでも軽減しましょう!