梅雨も明けて夏本番!プールの季節ですね!プールで気になるのがシラミの感染。誤解されがちですが、シラミはプールそのもので感染するのではなく、くしやタオルを共用することで感染します。今回はこの時期知っておきたいシラミ感染の予防と対策、効果的なシャンプーの方法をお伝えします。
まず敵を知ろう!シラミの実態
1 シラミの種類
シラミの種類はアタマジラミ・ケジラミ・コロモジラミの3つ。このうち学校や保育園で集団感染し問題となるのがアタマジラミです。
2 シラミの卵の特徴
アタマジラミの駆除で厄介となるのが卵。卵は硬い物質で、髪の毛にしっかりとくっつけて産み付けられます。触ったりはらったりしたくらいでは取ることができません。後頭部や耳の後ろなど体温が高い場所を見ると卵を見つけられることが多いようです。一見フケのようにも見えますが、触っても落ちない場合は卵である可能性が高いです。
3 シラミの成虫の特徴
アタマジラミは孵化してから1週間ほどで成虫になりますが、寿命は1ヶ月程度と短く、人間から離れると2~3日で餓死してしまいます。人間の髪の毛や頭皮に生息し、頭皮から吸血して生きています。
4 感染ルート
シラミはプールでうつると思われていますが、実は水中でもがっちりと髪の毛にしがみついているので感染することはありません。プールの後で、タオルやくしなど物を共用することで感染します。他にも頭をくっつけたり保育園のお昼寝で同じ布団に寝ることで感染するケースも多いようです。
クラスでシラミが流行したら? シラミの予防と対策
1 シラミの見つけ方
まず、子どものシャンプーは親がするようにしましょう。
子どもではどうしても洗い残してしまうことも多いので、シャンプーの時にシラミがいないか、特に耳の後ろをしっかりと観察しましょう。
また、子どもが頭を掻いていたらシラミがいないかチェックをしてみて下さい。
もしもシラミを見つけたら、シラミ専用のくしとシャンプーを使うことで駆除していきましょう。
2 シラミの駆除方法
専用のシャンプーを使って孵化したシラミを駆除していきます。
3日に1回専用のシャンプーを使い、およそ4回繰り返すとシラミを駆除することができると言われています。
まだ孵化していない卵はシャンプーでは駆除できないため、専用のくしを使って取り除きます。
ブラッシングの際、最初に普通のくしで髪をとかした後、専用のくしで髪をとかすことで髪通りがよくなりますよ。
シラミは1人感染すると、家族全員にうつってしまうなんてことも多いです。家族に感染しないよう、タオルやくしの共有は避けましょう。
また、シラミは熱に弱いという特徴があるので、衣類・枕カバー・布団カバーなどは洗濯する前に60度以上のお湯で5分以上殺菌するようにすると良いですよ!寝具などはアイロンがけも効果的です。