世界中を一気に恐怖に包み込んだ新型コロナウイルス。
感染者増加に不安な毎日を過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
季節の変わり目でインフルエンザと併発など心配が多いですが、少しでも家族の心を明るくこのピンチを乗り切りたいですよね。
そこで今回は、家族みんなで気軽に取り入れられるウイルス対策をご紹介します。
まだ新型のウイルスであるコロナウイルスは臨床試験などができておらず、予防においてはエビデンスがほぼない状況なので「コロナウイルスに対して○○は効果がある」と断言はできないし言ってはいけないのですが、ウイルスに負けないための体づくりという観点から見て頂けると幸いです。
いつものうがいに一工夫“塩うがい”
ウイルス対策にうがいと手洗い、マスクの着用は当然ですが、いつものうがいにちょっと一工夫してみませんか。昔からの民間療法“塩うがい“をご存知でしょうか。
塩うがいとは、その名の通り塩水でうがいをするというもので、洗面所に塩を置いておくだけで簡単に実践できます。
これが、お手軽だけどとっても優秀なんです。
塩には浸透圧という性質があり(きゅうりなど野菜を塩もみしたときに水が出るあの性質のことです)この働きで細菌が生きていくことのできない環境を作り出します。
菌の繁殖を防ぐとも言われていて喉の痛みを緩和する効果や、アレルゲン、バクテリア、細菌など刺激物を喉から取り出す効果が期待できます。
こまめに飲むとより効果的! 緑茶
「緑茶に含まれるカテキンが風邪予防に良いらしい」というのはよく聞きますよね。
カテキンには強力な殺菌効果があり、インフルエンザや細菌を滅菌する効果があり、ウイルス性の風邪やインフルエンザを発症しにくくなると言われています。
アメリカの栄養学専門誌の検証では、1日1~2杯緑茶を飲んだグループのインフルエンザの発症率は38%減少、1日3~5杯飲んだグループは46%も減少したと報告されています。
カテキンの殺菌効果は数時間しか持続しないそうなので、一気に大量に飲むよりも、こまめに少しずつ飲むのがより効果的なのだとか。
たくさん作っておいても家族みんなで飲むのも良いですし、粉末状のものを用意しておいて各自で作って飲むスタイルにしても気軽に取り入れることが出来て良いですね!
緑茶にはカフェインも含まれるので、3歳児以下の子どもはあまり飲ませすぎないようご注意ください。
なによりも、お母さんとお父さんがへこたれてしまわないよう、少しでも心明るくこのピンチを乗り切っていきましょう。
塩うがいに緑茶など、日常に取り入れやすい予防法で家族全員の健康と笑顔が守れますように。