沖縄の 9 月は、まだまだ日差しは強いものの、真夏の厳しい暑さが少しだけ落ち着き、朝夕の風に秋の気配を感じる頃。そんな季節の変わり目は、暮らしを立て直す絶好のタイミングです。
夏にため込んだ疲れを癒すように、「お家も夏の疲れをリセット」 してみませんか?
お家の夏疲れを整える

汗や湿気でベタついた夏の家は、そのままにすると不快感のもとに。
まずは「リセット家事」から始めてみましょう。
• エアコンカバーやフィルターの洗浄
• 扇風機の分解そうじ
• 床の拭きそうじ
• 玄関を水拭きして風を通す

私は毎年 9 月になると、夏の間フル稼働してくれた家電のお手入れをします。すると空気まで変わるようで、「よし、また新しく頑張ろう」という気持ちに切り替わるんです。
9 月とはいえ残暑厳しい沖縄では、もう少しだけエアコンや扇風機のお世話になるので、「ありがとう&よろしくね」と感謝を込めて整えています。
身体と暮らしのリズムを整える
夏の間に乱れがちな生活リズムも、この時期に立て直しておきたいところ。

• 休日に野菜たっぷりの具だくさんスープを多めに作り、栄養補給と体の回復を。
• 仕事帰りは家事を少なくする工夫を取り入れる。
私は夕方少し涼しくなると、娘と一緒に歩いてスーパーへ行くことがあります。車ならつい買いすぎてしまうところ、徒歩だと持てる量に限界があるので、買い物の無駄も自然に減り経済効果にもつながります。
娘とおしゃべりを楽しみながら歩くことで、心も体も軽くなるのを感じます。

そんなふうに楽しみながら「無理なく続けられる工夫」が、日々の暮らし全体を整えてくれます。
9 月は「新しい暮らしに切り替える準備の月」。
お家も身体も夏の疲れをリセットして、気持ちよく次の季節を迎えていきましょう。
Profile
株式会社 暮らしかたらぼ
代表 根原 典枝
1972年生まれ 沖縄県うるま市出身。
20代でフィニッシングスクール西大学院に入学。茶事の文化に興味を持ち、本場イギリスに紅茶の旅へ。現地のホストファミリーと過ごす中で、暮らしの質の高さに感銘を受ける。帰国後ブライダル業界に就職し、自分の身の回りや思考が片付けられてないことで失敗を経験する。営業はできたが仕事の効率が悪く、休日に休めない生活を送る。その後、片付けの習慣のないまま結婚、出産。イギリスの丁寧な暮らしを知っているのに、できない自分に落ち込むと同時に、そんなママをサポートするサービスがあったらいいのになと考え始める。第3子授乳中にテレビ番組『ガイアの夜明け』を観る。赤字だった会社が3S(整理・整頓・清掃)を通して黒字化していく様子を目の当たりにする。影響を受け、自身の家で3Sを実践する。