【両立のヒント】主婦が調べた・やってみた!

もしも家族がコロナになったら…実例から学ぶ対策

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子どもが、家族が、自分がコロナに罹患したら…
一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
沖縄の、ある家族の実録をご紹介。少しでも参考になればと思います。

<家族構成>
わたし、主人、長男、長女

コロナ陽性までの過程と対策

1日目

土曜日の朝、下の子が発熱。

かかりつけの小児科へ。

熱があるため小児科の駐車場で車内診察になりました。

受診したかかりつけではPCR検査を行っておらず、風邪薬を処方してもらいました。

 

小児科を後にし、陽性か陰性か…もやもやしたまま土日を過ごしたくなかったので、検査の受けられる近隣の病院へ電話するも「子供は受け付けてない」とのこと。

土曜日の午後は軒並み検査のできる発熱外来が休診のため、薬局で検査キットを購入し、自宅でセルフ検査することにしました。

この先外出ができなくなることを想定して食材などのまとめ買いも済ませました。

いつも週末まとめ買いの我が家。念のため、いつもより冷凍食品など保存の効く食材を意識して購入しました。

 

帰宅し落ち着いたところで検査キットを使用。

説明書に「陽性は15分ほどで線が出ます」とありましたが、1分待たずに濃い線が出て陽性でした。

わが家がとった行動と対策

キットで陽性になった後の行動は以下です。

①症状のないわたしと長男は翌日受けられるPCR検査センターをWeb予約

 スマホで簡単に予約できたのですが、どこも事前予約多数でした。早めの行動が大切ですね。

 

②コールセンターに電話し、近隣で下の子がPCR検査を受けられる小児科を教えてもらう

 検査キットで陽性になった後の行動がわからず、コールセンターへ問合せしました。検査の受けられる小児科を数件紹介してもらいました。

 

③仕事中の主人に連絡

 こどもが検査キットで陽性になったことを伝え、濃厚接触者の可能性があることを伝え、仕事の調整を早めにしてもらうよう伝えました。

 

④部屋(寝室)を分ける

 子供部屋でベッドを3つ置いて寝ていたので1セット別の部屋へ。

 長男を別部屋にして、わたしと下の子はそのまま子供部屋でできるだけ距離を取って寝ることにしました。

 

⑤食事の場所を分ける

 リビングの座卓で食事をしていましたが、長男はキッチンカウンターで、下の子はリビング横の和室テーブルに分かれて食事を取ることにしました。

 

⑥洗面所とトイレの共有タオルを撤去

 共有のタオルを撤去し、1人1枚フェイスタオルを持つことにしました。

 

⑦歯ブラシ置き場を分ける

 歯磨き粉は下の子以外家族で共有していたので、下の子は普段から使っていたこども用はみがき、わたしは仕事用ポーチのはみがき、長男はトラベルセットのはみがきを別々で使用することに。うがい用コップの共有も止めました。

 

⑧換気のため窓と入り口を開ける

 可能な限り窓や玄関を開けて換気を普段以上に意識して行いました。

 

 

下の子の症状が軽かったことと、何よりわたしも長男も兆候がなく元気だったため、ネットで色々調べながらできる範囲で対策しました。

コロナ陽性“確定”後の行動

2日目

PCR検査センターへ

わたしと長男はPCR検査へ。時間予約制でも長蛇の列。

その日で結果がわかると対策が立てやすいかなと1人6200円という金額に目をつぶって検査結果がその日でわかるクイック検査を選択。

夜、メールで結果が…。長男は陰性。わたしは無症状でしたが「陽性」でした。

 

3日目

下の子も陽性確定、長男も陰性から陽性へ

週明け月曜。下の子はコールセンターで紹介された発熱外来のある小児科でPCR検査。結果は陽性でした。

検査キット陽性から確定になりました。

 

4日目

3日目まで無症状の長男が発熱。PCR検査センターでは陰性でしたが、発熱したため下の子と同じ小児科を受診しPCR検査を受け、結果、陽性が確定しました。

こうして家族4人中3人があっという間に陽性になりました。

誰に?何を?連絡先を選定!

週明け、まず取り掛かったことはわたしの職場とこどもの学校への連絡でした。

 

・職場の上長と所属部署へ連絡

自分の仕事を整理して何をお願いするか書き出ししてから連絡しました。

 

・こどもの学校へ連絡

症状がほぼなく元気だったので、療養期間中、宿題など何をさせた方が良いか担任の先生と確認しました。

 

・こどもの部活へ連絡

療養期間中、できる範囲で自宅でさせた方がいいことがあるか指導者に確認しました。

 

安易に多くの人へ知らせて心配をかけるのも良くないと思い「誰に何を伝えないといけないか」考えました。

我が家は職場・学校・部活のみで離れて暮らす両親や友人には伝えませんでした。

保健所からのショートメール

検査センターや検査を受けた医療機関から保健所へ連絡が行き、しばらくすると保健所から「陽性者の方へ」というショートメールが来ました。自動送信の内容は以下でした。(2022.05時点)

 

  • 毎日健康観察を入力するアプリの登録
  • リーフレット

アプリに登録し毎日体温や体調について入力を行いました。

アプリとは別で毎日2回自動音声による健康観察の電話もありました。

(アプリが使えない方はガイダンスに従い回答するようです。)

一度間違えて「息苦しい」にチェックを入れてしまい保健所から確認の電話がありました。

入力内容で重い症状があれば確認の電話が来ましたが、それ以外は特に連絡もなく、毎日健康観察アプリを入力して経過観察しました。

 

その後も保健所からショートメールが来ました。

  • 陽性になられた皆様へ(健康観察の詳細)
  • パルスオキシメーターについて※健康観察の一環で血液中の酸素飽和度をはかる機器が郵送されます
  • 配食サービスの案内

数日の療養期間を経て、自宅療養期間の終了前日に体調に問題がなければ翌日から外出OKと保健所から電話があり、解除となりました。

あってよかったもの

消耗品の在庫

トイレットペーパー

何日も家族全員家にいるのでトイレットペーパーの消費が早かったです。

 

ティッシュ

部屋を分けて過ごしたため1人1箱ティッシュと専用ゴミ箱を準備しました。

 

洗濯洗剤

洗濯の回数は普段と変わらなかったですが、うっかり在庫がないと困ったと思います。

 

歯ブラシ・歯磨き粉

歯ブラシはストックがありましたが、歯磨き粉が家族人数分足りず少し焦りました。トラベル用でもあると1人1個使用できるので良いと思います。

 

その他、シャンプー・ハンドソープ・マスクは日頃からの在庫があれば大丈夫でした。

除菌グッズ

共用部分の除菌は1日数回行いました。

食器やキッチンもOKなスプレータイプが場所を選ばず便利でした。

特にこどもたちが寝たあとはトイレのドアや浴室・洗面所などを入念に除菌していました。

なくて困ったもの

小さな困ったが多々ありましたが、生活できなくて困ったものはありませんでした。

お盆(配膳トレイ)

我が家は2つありましたが一人ずつ配膳すると足りませんでした。

 

体温計

我が家は2個あったのでしばらく陽性者と陰性者で使い分けしていました。電池切れも予測して1個予備があると良いと思います。

 

 

 

 

我が家は幸い誰も重症化せず、自宅療養で順調に回復していきました。

療養期間中は体調に変化がない日は気分転換も兼ねて朝・夕は玄関先で外気欲や子どもたちは軽い運動をして過ごしました。

食事は3食きっちり準備するのが大変だったのでデリバリーに頼ることも。デリバリーの方と接触しないようにクレジット決済で受け取りは玄関に置いてもらうよう伝えました。

また、そうめんや冷凍うどん、パスタなど普段からストックしておいた麺類や缶詰が重宝しました。生鮮食品などはネットスーパーを利用し、デリバリー同様、クレジット決済で玄関に置いてもらうことで接触しないようにしました。

「家族全員コロナ」で検索すると「家族全員感染するということはそれだけ仲が良いということです」と書かれた記事がありました。

一緒にご飯を食べて団らんし、一緒にゴロゴロして…仲が良いと接触も多く感染リスクが高いことがわかります。

逆にそれぞれ部屋に閉じこもって一切会話もしない家庭は感染リスクが抑えられそうですが少しさみしいですよね。

帰宅後とご飯の前の手洗いなど感染対策をしながら過ごしたいですね。

※当記事は2022年5月時点、沖縄での内容になります。
時期や地域により検査センターや保健所などの対応が違う場合がございます。

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